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このブログは性的な表現がありますので、未成年の方には適さないものです。
汚い表現(汚物系のプレイ)、歪んだ愛情表現、倒錯した性世界を表現した文章があります。
SMの世界に憧れていますので、そういった文章のまねごともあります。
多くの方にとって不快だと思います。
個別記事の管理2014-12-28 (Sun)
Doll Ⅵ


あの子の一番のお人形になりたい
あの子がすべてをぶつけてくれる
身勝手に
気まぐれを一身に集めて
そんなお人形になりたい

今日、お人形の一生分を味わえるかな
特上の苦しさを詰め込んだプレイは、人形としての試練の時間を圧縮しているのかな

この子の好奇心も、やつあたりも沢山満たせてるかな
ただのお人形よりも
お人形の数年分
時間を圧縮して、体験できているかな

私の贖罪
いばらの冠
明日には忘れているあなたの気まぐれな気晴らし


悪戯な捕食の優越を伴った視線で腰が沈む
瞬間だけ眉が歪み、肩が震える

「ねえ、突いて…
腰使って…」

うつむいたり、仰いだり
刺激の大きさをたっぷりと味わった後、気持ちよさが落ち着いてきたのかな
私の顔を見つめてくる
腰を浮き沈ませながら、私に覆いかぶさってきて、真上から見下ろされる
私を興奮材料にしている

私のお腹がシェイクされる
振動が腸内に響いてきて、細かく砕かれた液体の粒子が腸壁の奥まで染み入る
腸のもっと奥まで入ってくる
胃の真下まで
お尻と感覚がリンクしないような所まで
気持ちよさなんて微塵も感じないところまで

出したい

目の前には偽りのオアシス
妖艶な食虫華の香り
本能の満たされる始原への道
でも、その道は楽園へは続いていない
蜃気楼の楽園は幾度も私を絶望させる

不乱に腰を動かすこの子と
私に注視するこの子
視覚情報を性感と融合させようとしている
揺れ動く身体、でも視線は私に膠着する

この子が気持ちよくなってる
私の体で気持ちよくなってる
私を利用してる…
私を使ってる…

お腹が限界まで張ると、我慢できなくて少し動きを止めてしまう
それでも無理に腰をふるの
そのうちお腹が鳴って、小康を得る
その繰り返し
段々苦痛の波が高くなってくる
この子が気持ち良くなるほど苦しくなるの
それが嬉しい
いいお人形であろうとする私の葛藤を踰越にしてくれる

早送りになっていく動きが、急に固まる
急に弱弱しくなった視線はやっぱり私
私の胸に倒れこんでくるこの子
満足してくれたんだ…
カタルシスの表情を浮かべて、肩で息をしてる
日常に戻った気まずさなのか、くすんだ微笑みで取りとめなく私を撫でまわす半分無意識の動き

余韻に浸りながら、私の腰からベルトを外す
急いで外して、横に倒れこんでくる
けだるさが限界みたい
ベッドにめり込んだまま抱かれてキスをする
唇だけを柔らかく合わせるキス
横向きに抱き合いながら
耳まで聞こえる呼吸、そのたびに上下する唇

右手が私の脚の間に入ってきて、エッチなところをまさぐる
中指が撫であげる
ん…
気持ちいいよ…
これまで感じた嬉しさと被虐が溶けあって、エッチな刺激が子宮を貫いて脳髄まで溶かすの

余韻に浸るために寄り添う女の子から、好奇心旺盛な支配者の目に変わっていく
背丈よりも大きな抱き枕だった私が、実験用の小動物に代わる

エッチなところ… えぐるような… 動きに変わって…
お尻の栓もこねくる…
あ… 無理… 気持ちよすぎて、苦しい…
思考がとける

快楽の蟲が私の皮膚を突き破ろうとする
無理やり抑え込んでそれが細かい震えになる

灼熱の肉ひだの奥から溢れた液が
そのまま流れ出る

頭を抱いていたもう片方の手が、私の右まぶたに当てられて
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